夏を乗り切るために。知っておくべき“苦味”のコト 第2回(全5回)」

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ビールやコーヒー・お茶・チョコレートなどのほろ苦さ、また、アユの塩焼きや、フキノトウなど春の山菜の苦味は、その食品の味に欠かせない要素です。 人間は長い間の食経験で、これらの苦い食品を楽しむ習慣を培ってきました。

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人間がおいしさを判定する要因には、食べ物の特性や生理状態・心理状態のほかに、背景要因として知識・経験も大きく作用しています。

ふだんは意識することはありませんが、食品の前提条件は、食べて安全であることです。「親がおいしそうに食べている」というのは、子どもにとって重要な情報です。

安全であることがわかれば、親の食べる苦味のある食品にも、子どもは手を伸ばすようになるのです。

そうした食経験の積み重ねが成長とともに嗜好を形成し、大人になると、苦い食品でもおいしいと感じられ、好んで摂ったりするようになるのです。

「苦味は大人の味」と言われる由縁です。

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苦味のある食品や飲料は成長過程で嗜好が獲得され、習慣性を伴うものも多く見られます。

継続して摂取することで苦味に対する嗜好を獲得することは、実験によっても確認されています。