「酸っぱい!」が長続きしないのはなぜ?

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もうすぐ、クリスマス。 22_a

プレゼントはもうお決まりでしょうか。

私は、珍しい調味料のセットを検討しています。

今回は、『酸味』についての、お話です。

(画像は、アプリコットとオレンジのビネガー。最近のお気に入りです。)

 

酸っぱい味は、長続きしないことが知られています。

酸っぱい味の酸、つまり水素イオンですが、

唾液にはこの水素イオンを減らす働きがあります。

唾液に含まれている重炭酸イオンがその働きを担っていますが、

これを水素イオンの緩衝作用といいます。

酸っぱい食べ物の代表、

梅干し、レモンなどを想像するだけでも唾液が出てくるのは、

条件反射とよばれる現象です。

以前食べた酸っぱい味を覚えているために、

考えただけでも唾液が出てしまうのです。

実際に酸っぱい食べ物を食べなくても、

口の中では酸っぱい味を弱める準備が出来ているというわけです。

実は、唾液に含まれる成分は、

出てくるスピードによって変化することが知られています。

食事中の唾液の重炭酸イオンの濃度は、

食事をしていない時よりも、

なんと約五十倍にも増加しているのです。 反射的に、「酸っぱい」を中和しようとする仕組みが、

酸味を長続きさせない理由だったのです。